スペシャルティ緑茶という新しいビジネスモデル from TULLY'S
クーツグリーンティー(原宿店)に行ってきた。
先週、TULLY'S COFFEEを展開するフードエックスグローブ社のCEOである松田さんの講演
を聞く機会があり、同社が展開するクーツグリーンティーのことをはじめて知った。
興味が沸いたため、今日行ってきてみた。
洋服を見ながら明治通りを歩き、ちょっとした中道に店舗があった。
17時くらいだったが、席は満席に近い状態であった。
客層はほぼ女性である。
メニューは「緑茶」をメインに、「おにぎり」「おかず」「わらびもち」「ケーキ」など。
詳細は、クーツグリーンティーのwebページを見て欲しい。
前に並んでいた方が、メニューでかなり迷っていて、店員も要望に対し、丁寧に対応していた。
今回は、「抹茶ストレート」「抹茶ラテ」「わらびもち」を注文してみた。
- 味
- 抹茶ストレート:抹茶版エスプレッソである。かなり深く煎れてあった。私は濃い目のお茶もよく飲むので、普通に美味しく飲めた。
- わらびもち:かなり本格的に作られており、市販されているものとは全然違った味わい。ただ、一人で食べると辛いかもしれない。
- 内装
- 店内はTULLY'Sのノウハウを活かし、似たような作りになっている。
- 喫煙室は分けられている。
- 品質
- 注文をいただいてから作るというこだわりもそのままのようだ。
クーツグリーンティーは「本物の緑茶の良さをみんなに味わっていただく」との
コンセプトの元に立ち上がったものであり、まだ9店舗しか展開されていない。
ビジネスとして考えると、「緑茶」をフランチャイズ展開するやり方は日本では
見られなかったと思う。
しかし、フードエックスグローブ社の企業理念は
- 「食」を通じて文化の架け橋になる
であり、そこから考えると「緑茶」という考えが出ることはごく自然だ。
まだ仮説であるけれど、私は成功するのではないかと思う。
予想される成功要因としていくつか考えられると思うので、挙げてみる。
- 若者が本格的な緑茶に対し、縁遠くなっていたため、逆にプレミアムがつけられる
- 緑茶自体はペットボトルなどで普及してきている
- 「緑茶」というワードが、スローフードやLOHASなどとつながる
- 本格緑茶の堅苦しいイメージを内装やメニューで払拭
- スターバックスの拡大により、プレミアム価格を払うことに抵抗感がなくなっている
まだ、「珍しい」という理由で来ている人も多いと思うが、今後に期待したいと思う。
個人的には応援したい。
日本の緑茶文化をフランチャイズ展開という形で輸出して、成功を目指す。
結果として、日本の文化を「緑茶」を通じて、いくばくか世界に伝えることができる。
松田さんは、日本初*1フランチャイズの世界展開の成功を目指し、邁進するだろう。