女性にとってのブランド
クリスマスの季節がやってきた。
この時期、女性におねだりされる男性は多いことだろうと思う。
先週末、新宿のGUCCIに行ってきた。
客、客でごったがえす店内に店員はてんてこまいだった。
時期柄だろう。
さて、女性にとって、ブランド品とは何か考えてみよう。
「ホント女の子ってブランド好きだよね。
なんであんなのに10万とか払うかなー。」
こういう男性がいる。
しかし、女性が求めているのはブランド自体ではない。
では、何を求めているのだろうか?それは
- ブランドバッグを持ち歩く自分
そう、ブランドに対して対価を払う対象はブランド品そのものではなく、
あくまでもそのバッグを持ち、街を歩く自分なのである。
ブランド品で固める人もいるが、そういった人は、ブランド品を含めて「自分」を表現しているのだ。
「しっかり自分を持てばそんなものに頼らずともいい!」とおっしゃるかもしれない。
確かに一理あるが、自分がより輝くためなら、女性は投資を惜しまないものである。
ここで、なぜブランド品は高いのか?について考えてみる。
そもそも日本は物作りの国であるためか、
「物の価値は原価で決まる」みたいな考えが定着しているが本当は違う。
では、誰が決めるのか。
- 物の価値は消費者が決める
そう、その対価を払うべき価値を認めるか認めないかは私達消費者次第。
当然、消費者が「これは高い」と買わなくなった商品は市場から淘汰される。
対して、絶対価格が高くても消費者が「それでも欲しい!」と思ってくれる
なら、その商品は生き残る。
ブランド品はまさにその典型だと思う。
価格が高い
→持っている人が少ない
→持っているとステータスがある
→高いけど価値を感じるから買う
の繰り返しになるのではないかと思う。
実は、素材などは普通のバッグとそんなに変わらない。
とアパレル業界の方に聞いたことがある。
それは、それでよいのだ。
彼女らはカルティエ、グッチ、ヴィトンというブランドに対価を払うのだから。
これこそ、ブランド力である。