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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

アミコラとナチュラルさ


明治製菓のアミノコラーゲンがなんだか気になっています。
タッキーがかげから「最近、綺麗な女性増えましたよね。」といって女性達を見ているCMです。


実はこの商品、私は@cosmeで知っていて、昔から人気がありました。
でも、夜の時間帯にCMをやりだしたのは最近になってからだと思います。
@cosme アミノコラーゲン


で、何が気になったかというと、このCMを見てて、ふと出演する女性のことを考えたんですね。
「すごく普通っぽい人をつかってるなぁ」と感じました。


ここで少し考えてみると、美容系の商品に対するCMは、訴求したい内容によって二通りに分かれるかと思います。

  1. 綺麗なモデルや女優を出演させ、商品と美しさのイメージを視聴者の中でマッチングさせるもの
  2. 一般人に近い方を出演させ、商品と親近感を視聴者の中でマッチングさせるもの


例えば、前者は綺麗なラインの押切もえさんや神田うのさんが出演するエステのCMや
Luxやマシェリなどのシャンプー、化粧品の「マキアージュ」シリーズもそうですね。
対して後者は、Doveに始まり、メリットシャンプーやポポンSなどになります。


ここでは、両者が訴求する顧客層を前者を「Beauty」、後者を「Common」と名づけます。
これらの顧客をマトリクスにすると以下のようになるかと思います。*1

Beauty Common
気持ち 絶対キレイになりたい キレイになれればいいな
購入動機 強い 弱い
お金のかけ方 多い 少ない
人数 少ない 多い


このマトリクスで考えるべきは質をねらうか量をねらうかです。


サプリメントは「信用」がキーファクターとなります。
そのため、信用を裏づける企業、商品のブランド力は売上を大きく左右します。
また、効果がなければユーザはすぐにそっぽを向きます。効果があればそれが実績となり、信用へつながります。


まず、間口を広く持ち、多くの顧客に訴求し、実績を上げていく。
それがクチコミによる広がりをもたらし、継続顧客を維持しながら新規顧客を増やしていく。
このシナリオが、サプリメントとして競争力の向上につながります。


そう考えると、アミノコラーゲンの一般にウケそうな演出は良いのではないかと思えますね。

*1:もちろん、これはすべてに当てはまるとは限りません