Just blogged

元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

やはり仕掛けたソフトバンク、その戦略とは?


本日、ソフトバンクの新料金体系の発表があった。
詳細な内容は以下になる。


1.料金割引
ブループラン:D社の料金から200円引き
オレンジプラン:a社の料金から200円引き
※ 他社の料金割引には24時間以内に対応


2.ソフトバンク同士は通話料、メール無料
基本料は割引なしのウィルコム料金より安い2880円
  (2007/1/15までに加入した人同士)


かなり挑戦的な内容。
孫氏は

インフラはまず数を増やすのが、重要。
Yahoo!BBも最初は色々と言われたが、現在は黒字に転じている。


と強気だ。
さあ、どうなるか。


1.に関してはその200円の差額がdocomo、auに対する競争優位性となりうるかというところが課題。
いまところ、その価格では両者の優位性はひっくり返らないだろう。


2.に関してはライバルと目されるウィルコム端末がまだ機能的に追いついていないため、
携帯のサブとして持っている人が多い。
そのユーザをソフトバンク一本にひっくり返せるかといったところだが、
ウィルコム社はビジネスニーズが強く、定額通話はウィルコムに続く
2番手であるため、マスを押さえてきているウィルコムに対抗しなければ
ならないのはつらいところ。
ウィルコムは会社としてもかなり戦略的にビジネスに向いているため、
そこで勝負すると厳しいだろう。
つまり、ソフトバンクがターゲットとするセグメントは、ビジネスでない
ユーザとなる。


しかし、そのユーザではauやdocomoの支持が強く、1.との
組み合わせでソフトバンクユーザをいかに増やすかといったところ
がキモだ。
そして、増えたソフトバンクユーザは2.のプランとつながり、
そのまま競争優位性につながる。
最終期限は2007/1/15。時間はあまりない。


孫氏がどう出てくるか楽しみなところだ。