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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

SIとフレームワーク 2

StrutsやSpringなどフレームワークの話題に事足りないSI業界。
もちろん、その中枢で働くエンジニア達は戦略思考であり、
フレームワークを使いこなせるのだと思いきや、そうではない。


優秀である事と頭を効率的に使う事は=ではない
≒どころか≠な人もいる


フレームワークを使いこなすには、まずは前提となるフレームワーク
に関する知識とそれを現場に落とし込む現場観や感覚が必要。

そして、それらを結びつけるものがまさしく人にしか出せない価値。
つまり、「知恵」である。

しかし、まだこのあたりに無頓着な人が多い気がする。


仕事が出来る上司は、たくさんいる。
しかし、戦略思考で中長期戦略を考えている上司は実はあまり
いないと思われる。

いや、「仕事が出来る」では言葉が足りない。
「目の前にある仕事」、「今の延長上の仕事」が出来るのだ。


先日、週報をもって人材育成をキーにこのあたりの議論を
仕掛けたのだが、取り合ってくれないか、
まったくもって的外れな回答が来て、拍子抜けした。


相手は、部長とマネージャである。
これが自分がまず先に行動したくないという大企業病に基づくものか、
それとも本気で取り合っていないかは分からない。


しかし、今まで数多くあった面談やコミュニケーションで判断すると、
そこに非連続の考えを持ち込もうとする意思は見られない。


「頑張れば報われる」


もし、そうならリストラは起きていない。
過去から学ばなければならないのだ。


インドや中国の足音は少しずつ迫っているのだから。
これはまさしく破壊的イノベーションの足音である。


ではSIerイノベーションのジレンマから脱するために、
どういった戦略を打っていき、現場はどう動けばいいのか?


次回、考えてみる。