年始から日本を悲観した日経新聞
1月1日の日経新聞の記事には驚いた。
テーマは
- 「日本は大丈夫か?」
である。
いきなり年初から暗い話題で入るとは。。
ファクターとしては
- 円安により、優秀な外国人が他国(米国、ユーロ圏、ドバイなど)に取られ、獲得できない
- 円安により、海外への人材流出や移住が段々難しくなってきている
- サブプライム問題に発するドル弱体化による日本政府がもつドル建て債権の資産価値減少リスク
- 日本企業でグローバルなのはごく一部、ほとんどは国内ばかりを見ている(この点、携帯電話とIT業界は典型的だ)。そのため、デカップリングの恩恵に預かりにくく、経済が不安定。
あたりだったと思う。
これらは、きちんとマクロ経済の状況を把握していれば知っているような内容だが、初めて知る人もアタマの片隅に入れておくといいと思う。
日本はグローバルでは今、そういったポジションにいる。
この内容で、個人投資家が改めて暗い気持ちにさせられたのは言うまでもなく、それが1月4日の株式市場の600円以上の日経平均下落に少なからずインパクトを与えている。
せめて年始くらい明るい話題で始めて欲しいと思った。
もしくは、希望を残して文章を締めて欲しい。