実現可能性検証(Feasibility Study)
アイデアベースで何かを立ち上げる事はできたりする。
でも、目的は何かというところに立ち返り、
「何を達成したいのか?」を追求すると、
途中で中止させる事や何かを削る決断の方が価値があったりする。
か、思い込みは事実を直視する目を曇らせ、
安易な判断に走らせがちだ。
例えば、実現可能性検証(Feasibility Study)
が出来ない人間が上に立った場合、
その理想論に躍らされるケースは往々にしてあるだろう。
もしくは、下が言っている「実現するとかっちょいい事」
に上が躍らされるケース。
が、ちょっと待った。
あくまで「手段」と「目的」を履き違えてはならない。
このあたり、注意したい。
「削る事」を補足すると、削る事/捨てる事は本当に難しい作業だ。
かの大前研一は自らの成功要因を「絞り込み」と断言するくらいだ。
CANONもIBMもPC事業をたたんだし、
松下電器も東芝もデスクトップPCは販売しない。
UNIQLOは5000円のTシャツは販売しない。
なぜか?
提供できるVALUEが異なるからだ。
そして、自分の土壌ではない場所ではジリ貧になるから。
確かにバラエティが多い方が見てくれはよい。
でも、それは本当に「目的の達成」に貢献するか?
広げるのは簡単。
リソースに合わせ、あえてバラエティを絞る事こそ「勇気」。
そして、「懸命な経営判断」に他ならない。
「選択と集中」。
それは、どんな小さな単位にでもあてはまる。