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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

インサイトとリーダーシップ

インサイトのある人。


そういう人と飲みに行くと楽しい。
時間を忘れてしまう。
そういう視点があるのか?と感じさせられ、自分を成長させる事ができる。
その機会を逃すまいとついに時間を忘れる。
相手が想像できるよう、相手の目線に立ち、現場感(経験)や知見から来る豊富な比喩を使う。
失敗をも自らの経験に変え、諭す事ができる人。


インサイトのない人。


精神論で、現場感(経験)なく知識を咀嚼しないまま、上のレイヤで語る。
そのため、言う事は的を得ているが、現場がそれを落とし込めずに混乱する。
更にわるい事に、変に的を得ているがために、責任感の強い人間は到達できないジレンマにもがき、おかしくなる。
相手の目線がない。失敗を恐れ、チャレンジする事がないため、経験で語る事ができない。


リーダーシップ。


「育てられる人」は常に背負い、我慢し、伝え続ける。
決して、部下のせいにしたり、キレたり、あきらめたりはしない。


リーダーは背中で見せる。結果を出していくし、Exitするときもふさわしい引き際を残す。
後ろめたく感じない。
だから、部下以上のクオリティのアウトプットを出しつつ、いつ帰っているか分からないくらい仕事に没頭している。
私の前職の上司や出来るマネージャはそんな感じだった。
目は常にギラつき、無茶を言う顧客に向かい合い、メンバーのミスを矢面で受ける。
「もっと戦略的に生きればいいのに」とは思ったが、「もっと仕事してくれよ」とは一度も思わなかったなあ。
それは、メンバーに対してもそうだ。
なんて言えばいいか。みな自分の責務を不器用ながらも全うするため、一所懸命だったのだ。


私も子会社のありえない運用ミスや、メンバーの設定ミスがあり、TV電話会議で顧客/関係会社に囲まれ、報告を行った事がある。
オフショア開発をした際、向こうのスケジュールの遅れがクリティカルパスになり、徹夜しまくった事もある。
言い訳したいところだが、「発注元だから」という責任感やプライドがあった。


んー、何が言いたいかというと、やはり人生に向き合う生き方をしてきた人は
姿や言う事に重みを感じるのだ。
その場しのぎの事は言わない。


最近、周りの基準に慣れすぎて、そういう感覚が薄れてきているのかもしれない。


また、最近いろんな機会をいただけるようになり、
様々な人に会う機会が増え、インサイトをよく感じる。
それは、常に成長の機会を得ているという事。


昨年の夏、様々な人と出会う機会があり、その時に感じた直感と現状どうなっているかを比べると、
1人見誤ったのを除いて概ね期待通りな現状になっている。
直感って大事だなあと改めて。


さあ、原点を思いだそう、おれ。
Stay hungry,stay foolish.