考える技術を読みなおして
大前研一さんが書いた「考える技術」を読みなおしている。
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/11/05
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 72回
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これは、2004年に新卒で某企業に入ったときの冬。
その頃、青葉台に住んでいて、帰りの本屋で手に取った事を覚えている。
その頃は業務改革コンサルタントを目指していた事もあり、
ちょっと立ち読みして即買いした。
内容は素晴らしかった。
浅い社会経験でもわかるような平易な言葉で書いてあり、
また同時に紹介されている事例や比喩が的を得ており、
グサッとささった。
以来、この本に書かれてある事は、自分の行動基準として
存在している。
いや、当たり前なのだ。
この本に書かれている事は。
- 仮説検証のサイクルを回す。
- 現場で駆け回ってファクトを集めて、インサイトを得る
- 自分の知見を平易な形でアウトプットし、フレームワーク化し、組織の力を増大させる
- 論理的思考
- ゼロベース思考
- 仮説と結論と取り違えない
- GOALを達成するためのアクションプランまでを用意する
- そして、原則を事例と共に紹介する
- うまく比喩を使い、相手にイメージさせる
でも、その当たり前の事が面倒だったり、力不足だったり、時間がなかったり、
気付かなかったりして、できなかったりする。
そうすると、後で結局同じかそれ以上のコストを支払うハメになる。
この本のコンテンツはちょっとサマリーにして、
まとめようかな。
p.s.
大前研一はMITで博士課程を取った後に日立に入社している
んだけれど、そこでのエピソードがすごい。
机にどっかと足を乗せて
「この方が集中できますから。」
と言い放ったらしい。
それでも彼は優れたアウトプットを出してくるからこそ、赦されたわけで。
(規範的にはまずいけどね)
「うーん」とうなってしまう。
富士通の池田敏雄はそれ以上だったし、天才とは必然的にこういった奇行癖
をもっているのかもしれない。
本田宗一郎もそんな感じだったな。
数日出社しないなどということはざらであり、日給制がまだ普通であった当時、
これでは池田の給料が支払えないと困った会社側が、池田を支持する同僚の訴えを
聞き入れて、彼だけ月給制にしたという話まで残っている。
池田が在籍していた当時の富士通にはこうした奇行を受け入れる社風が存在し、
池田の天才的能力を生かせるだけのメンバーが揃っていた。
via Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E6%95%8F%E9%9B%84
- 作者: 大前研一
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