Just blogged

元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

自分が一緒に働きたい人材像について10個挙げてみる


最近、自分が共に働きたいと思える人材はどういう人材かを
ふっと考えてみた。
イコール自分ではないので注意。自分もこのように在りたいと思います。


主にビジネスの観点で考えています。

1.発言と行動が一致している


言わずもがなで、自分の中で第一プライオリティ。


発言に気概と行動が伴っている。
行動は十分条件であり、マスト。
気概は明らかに周囲のモチベーションに大きく影響するが、必要条件。


特に社内向けの発言において、自らの発する発言に責任を持たない人は、
意外と多い。
ビジネスの現場ではこれはやっちゃダメ。


個人的には、ビジネスにおいて、発言と行動が一致しない人は
信用できない。

2.プロセスではなく、結果で語る


あーだこーだではなく、自分が自信をもって言える
「自分がいたからこそ、達成された結果」はこれだと主張できる事。
背中を見せるとはそういう事。


この結果は常にアップデートされる必要がある。
過去の自分の結果を常に乗り越えてこその背中。

3.信念、持論があり、ブレない


信念、持論に沿った行動を取り、かつそれらは
練りに練られたものであり、単純な思い込みではないため、
指針として機能する。


もちろん、事業存続のためのキャッシュインは必要だけれども、
その過程においてブレない。


何のために今、自分がここにいて、
何のためにビジネスをやっているのかを
体の芯から理解している。

4.役割と責務を理解し、業務を遂行している


自分の時間、メンバーの時間を何に対し投資すべきか。
反面、何に対する投資を捨てるべきか。
その結果、それぞれが何を達成すべきかを理解している。

5.態度が頑なではない、客観的判断ができる


的を得ていると感じる意見は素直に受け入れ、
自分のキモ入りでも間違っているものにはストップをかける事ができる。


そして、そういった「裸の王様」にならないためのコミュニケーション施策を
無意識に実施している。

6.適切な通達プロセスを理解している


会社の方向性や自分がやっている事を適切なタイミングで
伝えるべき人にきちんとした言葉や態度で伝える。


それらがメンバーや社員に対して、プラスの事象は最大限のインパクトを、
マイナスの事象は最小限のインパクト(もしくは与えるインパクトを
プラスに転じさせる)を与えるように計算されている。


7.言葉の背景に思いやりが感じられる


相手を認める、尊敬の念を置くからこその関係を配慮した思いやりが
節々に感じられる。
これは多くが言葉自体ではなく、コンテキスト(語調、表情や雰囲気など)
から感じられる。


余談だが、コーチングの本を読んだり、そういった研修を受けてもここが
出来ていない上司は、大勢いるように思える。
そんなメソッドよりこういったマインド部分の方が、前提であり、
大事だというのに。

8.問題ではなく、原因にフォーカスする


例えば、誰がミスしたのか。ではなく、「なぜミスをしたのか?
その原因は何か?」にフォーカスする。
煩雑な業務内容、見にくい管理帳票、ダブルチェックの不足、
余裕のないリソース。
そういった根本的原因を発見し、それを解消する施策を進めていく。


犯人探しをして、満足してしまいがちだが、それは問題解決ではない。

9.シミュレーションしているパターンが入念である


ビジネスの現場でも事業計画でも同様。
Aという結果になったら、Bかな。
Bという結果になったら、Cかな。
Eという結果になったら、CかDかな。
というような想定される結果に対するシミュレーションが入念に
なされている。
紙やExcelベースだけでなく、頭の中でも常にそうである。


トラブルが起こっても落ち着いて対応する人は
頭の中で多数のシミュレーションを走らせおり、それぞれの結果を
想定している。


余談だが、ホリエモンの「想定の範囲内」はこれを指している。


火がついてからあたふたしているのは非常にみっともない。
ケースを想定し、最初から消化器を用意しておくべき。

10.言い訳をしない、自分を弁護しない


これは素直に謝る精神にも通じるかもしれない。


成長にチャレンジとそのチャレンジに伴う役割と責任はつきものである。
早い成長を望めば望むほど、失敗する可能性は高まる。


失敗してナンボ。


だからこそ、不足があった場合は言い訳をせず、メンバーに素直に謝る。
何がわるかったのかを深く考え、理由を説明し、
それを解消するプランを提供する。


例えば、「時間がない」というのは言い訳でしかない。
時間がないのに請け負った時点で、その責務は達成できない事を予測
し、それを周囲に説明すべきである。
そもそも想定できなかった場合は、次回以降は見積もりと
タイムマネジメントを徹底するようにすればよい。


また、「うちはベンチャーだから(整備されていない)」は
言い訳による保身に使ってはいけない。
(というか、そういうマインドは不適切であり、ベンチャーに相応しくない。)
「ベンチャーだから」という言葉は対処に対する前提でしか発言し得ない。