事業を見るために必要な3つの視点
生意気なエントリばかりで申し訳ないが、これは大企業でも
ベンチャーでも、過去共通して感じた事である。
何かしら後輩のためになれば幸いと思ってエントリする。
結論として、以下のすべての視点を持って、
事業を見る事ができる人は経験から言って、非常に少ないんじゃないだろうか。
- 事業の視点
- 業界の視点
- 経済の視点
例えば、ざっくりとした例を挙げてみると、SIerであれば
- 事業の視点:スクラッチ、パッケージの業務システム構築市場
- 業界の視点:日本のデータベースなどのミドルウェアやWindowsを始めとしたOS市場
- 経済の視点:インドや欧米のIT市場
などになる。
これがインターネット広告になると、
- 事業の視点:インターネット広告市場
- 業界の視点:日本の広告業界、Webプロダクション業界市場
- 経済の視点:WPPなどが囲い込んでいるグローバルな広告市場
などになる。
SIも広告もありものの事業にくっついて提供されるものなので、
経済の視点には「クライアントの事業環境」といったものも
入ってくるだろう。
これら、どこかの視点であれば、議論できる人は多いが、
それをシームレスに各視点から議論できる人は少ないなーと思う。
確かにマクロ経済の話をすると、非常にダイナミックに思えるし、
知らない人からすれば「へぇー」ってなるだろう。
だが、業界の視点が抜けて、いきなり事業の視点に行ってしまったりして、
肝心なところが抜けてしまうのだ。
「え、ここの部分考えてなかったの??」
っていう驚きを感じた事は数知れない。
そして、この視点は経験を積んだから見えるようになるもの
でもないと思ってる。
経験は必要条件であるが、十分条件ではないんじゃないか。
で、少なくともブレインになるべき人間は上記の3つの視点を
持っていないといけないなー。
と思っている今日この頃。
頑張ろうっと。