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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

プロジェクトマネジメントにもマネジメントの概念の適用は必須


年末年始、移動時間を使って、
管理としてのマネジメントの書籍を読みつつ、
プロジェクトマネジメントの復習をしています。


座学に徹する事ができる時間はありがたいです。
で、いくつか感じたことをメモしておきます。

プロジェクトの定義

  • 有期的であること
  • 独自性があること


PMBOKにおける定義

この定義で考えると、多くの業務が「プロジェクト」だと言えると思います。
「独自性」の度合いによって、プロジェクトマネージャに要求される
スキルセットは変わるでしょう。

プロジェクトマネジメントにも「管理」における概念の適用は必須


これ、当たり前の事ですが、強く意識されていないところだと
思います。


プロジェクトマネジメントにおいて、「管理」における考え方の習得は
必須だと感じています。


例えば、管理の5機能があります。

古典的なマネジメント理論にしたがえば、マネジメントの機能は
「計画」と「進捗管理」です。
管理過程学派の始祖であるアンリ・フェイヨールは、彼の著書である
『産業ならびに一般の管理』の中で、
管理とは「計画」、「組織化」、「指令」、「調整」、「統制」
の5つのプロセスであると定義しています。

「マネジメント」は管理することではない via 東洋経済オンライン


管理とマネジメントは異なるとするドラッカーの定義もあります。

ドラッカー氏は「マネジメントをその役割によって定義しなければならない」
とし,役割を三つ挙げている。


第一は,組織に特有の使命,目的を果たすこと。
第二は,仕事を通じて働く人たちを生かすこと。
第三は,社会の問題について貢献する,である。


まとめると,「組織の人たちを生き生きとさせ,高度な成果を上げる」
ことがマネジメントというわけだ。


マネジメントは管理とは異なる via ITPro


これら、管理とマネジメントの基本概念をプロジェクトマネジメントに
取りこむ必要があります。


それらをよりプロジェクトに特化した形でフレームワーク化したものが、
PMBOKですね。