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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

Automatorによる作業の自動化でつまらないルーチンワークから解放

ワークフローを自動化するアプリケーション「Automator」(Mac専用)


Macに標準搭載されているアプリケーション「Automator」では、
ワークフローを定義し、それを繰り返し自動実行させる事が可能です。
http://allabout.co.jp/gm/gc/80883/:Automatorの使い方:All About


Photoshopでも「バッチ処理」機能により、画像のリサイズなどを
自動化させる事が出来ますが、同じようなものをOSレベルにしたものと
考えていただいた構いません。

Automatorで具体的には何が出来るのか?


では、具体的に何が出来るのかを挙げてみます。
先ほど、PDFの一部を分割したいものの、Adobe Acrobatを持っていないため、
出来ないという状況が発生しました。


フリーのアプリケーションをインストールして、
PDFを分割しても良かったのですが、検索すると
「それAutomatorで出来るよ!」的な記事があったので、
試しにやってみました。


手順は下記です。

  1. Automatorを起動する
  2. まずは、PDFの各ページをすべてjpgに分割するワークフローを定義する。
    1. Finder項目の選択を求める
    2. PDFを複数のイメージにする

f:id:makoto_way:20110129180157p:image

  1. この時点で一度ワークフローは終了し、分割が完了します。
  2. 次に、分割されたjpgファイルの中で必要なもののみ特定のフォルダに移動します。
  3. 再度、ワークフローを定義します。
    1. Finder項目の選択を求める
    2. フォルダの内容を取得
    3. Finder項目を並べ替える
    4. イメージから新規PDFを作成

f:id:makoto_way:20110129175413p:image

  1. この時点で、見事に分割され、必要なページのみ抽出されたPDFが出来上がります。

Automatorの可能性


シェルスクリプトを実行」などもアクションとして存在するので、
プログラムと組み合わせたワークフローも容易に実現できそうです。


コマンドラインにおけるCUIのプログラムとGUIのインターフェースを組み合わせた
ワークフローを簡単に構築できるのは非常に魅力的ですね。


例えば、Google Documents List APIを使ったJavaプログラムと組み合わせて
ワークフローを構築する事で、特定のフォルダに配置したファイルをGoogle Docs上にアップロードするという作業が、自動化できる形になります。


非常に魅力的なアプリケーションだと思います。
うまく使いこなしたいですね。