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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

提案で顧客の先を行く(戦略と実行)

今日、とある案件でご提案させていただいたのだが、顧客も提案した内容と同様のマーケティング戦略を考えていたようで、一度のヒアリングで自社のビジネスを理解している事に信頼感を感じていただけたようだ。

 

経営者の方とお話した際には、システムエンジニアやデザイナーのような機能特化した方だと非常に「ふわっ」とした印象を受けるようだ。しかし、経営側からすると実際はまとまっていないようで、ケイパビリティを最大限活用するために色々と考えているだけだ。といったところだろう。

それを整理して、戦略に落としこむパートナーはやはり必要だと思う。

 

個人的には、何かを提案する立場としては「常に顧客の先を行くべき」だと思っている。

 

先を行くとは何か?

顧客以上の顧客のビジネスを理解し、経営リテラシーを活用し、精度の高い未来予想図(戦略)を立てる事だろう。

場合により、それを実現に移すために実行する事も行う。

 

前者については、戦略コンサルティングファームや経営企画の仕事であり、後者に関しては事業会社の現場やアウソーシング会社の仕事となる。

大体、戦略と実行は1:9だと言われている。

 

ホームページも広告・PRも顧客のビジネス上の課題を解決するための手段であるが、その上のレイヤーであるマーケティング戦略が間違っていてはすべてがドミノ倒しになる。

 

一方で、戦略が正しくとも、実行のクオリティや各機能がバラバラに動いてしまうと結果には繋がらない。

 
戦略と実行、いずれの機能も必要であるが、日本という国においては実行の大切さが理解されやすい一方で戦略の大切さについて事業会社では軽々に扱われがちなのかもしれない。