自分で判断すること

ホワイトバンドの代金の使途が問題になっている。
詳細は以下を参照して欲しい。
http://whiteband.sakura.ne.jp/

内訳は、売上の4割が流通費、3割が原価、残りの3割はNPOの活動資金
http://whiteband.sakura.ne.jp/300yen.pdf

偽募金集団など、最近この手の詐欺まがいのことは絶えませんが、
このホワイトバンドも明らかに購入者の誤解を誘発して買わせている物ではないかと思います。

宣伝側のサニーサイドアップも理解して行ったはず。
マーケティングのプロでしょうから消費者心理は分かっているはずで、
「考慮しませんでした。」は言い訳になりません。
サニーサイドアップ特設ページ

こういった誤解を招きやすい、かつ善意を使った商品には、
細心の注意を払って宣伝をすべき。
また、様々なHPやBlogで指摘され、「誤解を招く」として、
ホワイトバンドの使途を示したPDFが、当初より曖昧にされた点も
やはりそれを証明しています。

起用しすぎというほどの大物芸能人多数起用、新宿のビジョンへ放映など、
その宣伝の異常さに違和感を感じていましたが、このような意図があったのですね。

さてさて、
これを機に考えて欲しいのは、「自分で意識して判断すること」なのです。
また、判断を行うには「根拠」が必要ですね。

与えられた情報をただ受け取るのではなく、1) 聞いてみる 2) 調べてみる
のプロセスを踏むことで情報の信頼性は格段に高まります。
そうすることで、自分なりの「根拠」を持つことになります。

本件に関しても、「ホワイトバンド」でGoogle検索をかけると２番目に、
上で紹介したサイトが出てきました。

これは、情報不足により今まで曖昧でもごまかせてきた事が、情報の流通により
淘汰されていく証でもあると思います。「のまネコ」などの件も同様です。

詐欺まがいの手段を受けても、「OKweb」や「教えて！goo」などで質問できるのです。
そう、ユーザである消費者の力が強くなってきているのです。