仕事って何だろう?
仕事って何だろう?
苦しいこと?でも、働くのはお金のため?
ううん、自分のためです。
最近、仕事が波に乗ってきました。
自分の描いていたものに近づきつつあります。
確かに理想に近いところにはいました。
同期にすれば恵まれていると思われるかもしれません。
でも、目の前にあるものが大きすぎて、自分のキャパを超えてしまって
いました。現実とのギャップに苦しんでいた。
各リーダーもマネージャクラスの方ばかりで、私はプロパーだからこそ、
中途半端な位置づけにいた。
彼らが上にいる以上「自分の出番なんてあるんだろうか」と不安でいっぱいだった。
「営業か他社に移ろうか。。」と迷いも出てきていた。
でも、三年は辞めないと決めていた。
「このままじゃ終われない。
SEとしてのノウハウだって、まだ全然手に入れられていない。」
乗り越えられたのは、そんな思いがあったからかもしれない。
記憶を辿って、そのプロセスを思い出してみた。
- 最初に、目の前のタスクを見据えた -
ルーチンワークであれば、どうやれば短時間でこなせるか考えた。
- 正確性はどの程度求められるのか?
- 要求されているスピードは?
- それらを踏まえた上で、自動化すべきか?
- そうすることのメリットは何か?デメリットは?
- 次に、自分と各メンバーのロール(役割)を理解した -
色々考えて動くようになり、
- メンバー、リーダーが欲していること
- 上司が欲していること
- PMが欲していること
- 各メンバーの得意分野
を意識しながら見るようになった。
メンバーに必要な情報を先読みし、先手先手を打つようになった。
具体的には
- 誰に何をアナウンスすべきか?そして、エスカレーション(報告)すべきか?
- 誰が何を得意としていて、どの人に聞けばいいのか?任せられるのか?
- それぞれどの種類のタスクを抱えているのか?
- 自分が相手に提供できる価値は何か?
などを捉えておくようになった。
- そして、時間管理を意識した -
そうやってタスクをこなしていく中で、タイムマネジメントを意識して
行っていくと時間管理もできるようになってきた。
計画を立て、実績を入れていく。
計画と実績にギャップが出れば、それを洗い出し、記録しておく。
報告し、上司と話し合う。そうやって改善していくと、プロセスが
見えてくるようになった。
すると、仕事が回っていくようになった。
その分、タスクが降ってくる。それも回していく。
初めての種類のタスクだと、学習コストがかかるが、それを
ひとつひとつ潰していけば、次第にどんどん回せるようになる。
時間管理はアクティビティが見えていないと不可能だ。
アクティビティの洗い出しを行うには、日ごろからそれを意識して
いなければならない。
また、集中する時間を決め、一気にタスクをある程度まで
片付けるようにした。
仕事終わりでも、明日の分のタスクリストを残し仕事への入りのコスト
を減らすようにしている。
そして、いいサイクルができていった。
- 転職を意識したこと -
9月ごろは辞めたくてしょうがなくなっていた。
プロジェクトが一段落し、次に入る前のちょっとした空白の時期。
また次のプロジェクトに入れば、一年は抜けられないかもしれない。
そんな思いから、転職という焦った決断をしようとしていた。
ただあの頃は、自分の魂が削られていくようで、恐かった。
でも、そうなるように仕向けていたのは、他ならぬ自分だった。
そのことに気づいてはいても、「そうですか。じゃ頑張りますわ」とはいかなかった。
苦しかった。
人間にはバイオリズムがあって、いいときもあればうまくいかない
ときもある。それに、早熟型もいれば大器晩成型もいる。
ちょうどうまくいかなかったときなんじゃないかと思う。
だから、あきらめたらそこで終わりなんだろう。
仕事の本も読んだ。「仕事力」という良い書籍にもめぐり合った。
様々な分野で成功された方々が仕事について、語っているものだ。
その中で、大前研一氏が
「転職したいと思ったら、そこから1年は待て。
その間に今の会社のノウハウを盗むだけ盗めと思って、仕事をせよ!」
と書かれていた。
今は、続けていて良かったと思っている。
そこから得たものもたくさんあった。
そして、まだまだ色々学ぶものがあることを認識する毎日である。
今は、仕事をする度に成長していっている自分に驚きを感じる。
これは、就職活動をしていた頃の学習曲線と同じくらいの傾きかも
しれない。
社会人という新しいフェーズにさしかかって初のパラダイムシフトが
訪れている。
さて、本題に戻りましょう。
私にとって、仕事は目的ではありません。
自己実現の手段でしかない。
お金のためだけでもなく、私にとっての糧だと思います。
こういった成長の機会があるのは、常に仕事に向き合っていればこそ
だと思うんですよね。
あなたは、大丈夫ですか?
もう少し頑張れば、あなたに風がやってくるかもしれませんよ。
落ち着いて、夜空でも眺めて自分のことを考えてみませんか?
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