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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

〜カイゼンの先は〜(ベルトコンベア ⇒ セル)

セル生産方式といえば、私の中ではCANONの存在が大きい。
だが、実はSONYが日本発祥なのである。


かつて、ヘンリー・フォードが世に広めたベルトコンベア(ライン)方式。
みんなも学校ではその風景などを習ったのではなかろうか。


ヨーロッパ発祥の自動車産業がアメリカで一大産業に成長したのは、一重に
フォード氏の存在が大きいだろう。

ベルトコンベア方式は、確かに私には画期的だと感じたし、
セル生産方式で成功したCANONを知るまでその「当たり前のこと」
に縛られていたように思う。


セル生産方式は、私の中での常識を覆した。


なんと、大分CANONでは

  • 一人当たり5割の生産量増加

を実現したそうだ。驚くべき成果である。


我々はロボットではない。
モチベーションや競争心が成果に影響するのは、もちろん人間だからだ。


常に同じ作業をこなすことは脳の退化にもつながるのではないかというと
言い過ぎか。


高めようと思えば自ら作業効率をどんどん高めていけるセル生産方式
デキる人は、自然と発言力も高まり、知の普及によって切磋琢磨していける。
また、作用スペースの削減にもなる。


大分キヤノンに所属するある作業員の方は1,000点の部品のある最高級デジタルカメラを
3時間で作ってしまうという。