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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

システムエンジニアを選んだ理由Ⅰ


そう、大学2年の終わりの頃だった。


大学に入学し、サークルを掛け持ちし、塾講師や居酒屋でバイト。
ライブで演奏するために家やスタジオでギターの練習に明け暮れる。
授業を受け、テストで優(A)の評価を取るために勉強する。
はたまた友達と過ごしたり、彼女と遊んだり。
それはそれで、すごく楽しい日々だった。


でも、就職という機会を前に、ふと考えた。

あれ、自分は大学で何を学んだんだろう。
それって払ったお金だけ価値のあるものだろうか。
そもそもなぜ大学に進学したのか?
やりたいことを学ぶためではなかったか。


高校の頃は、漠然とプログラマになろうと思っていた。
シナリオライターかゲームデザイナーになりたいと考えていたからだ。
その最初のステップとして、プログラマを考えていた。
単純明快である。だから、情報工学科に入学した。


確かに大学で学び、プログラミングはある程度できるようになった。
C言語などプログラム言語の文法を学ぶ。また、ソートやハッシュ法などの
アルゴリズムを学び、自分でプログラムを組む。
しかし、これらは基礎となる理論でしかない。


そうではなく、役に立つソフトや面白いゲームを作りたいと考えていた。
だから、色々漁ってみた。
Visual C++などのツールを使って、いくつか作ってみたが、
納得いくようなものは作れなかった。
第一、私はゲームをほとんどやらなくなっていた。


そうこうしているうち色々考えるようになった。

  • なぜ自分はこのゲームを好きなのか
  • 自分以外にはどのターゲットが買っているのか
  • それはどんなニーズによるものなのか
  • なぜ、SCEは圧倒的な劣勢を覆し、任天堂に勝つことができたのか
  • サードパーティ(ソフトウェア会社)がSCE任天堂に期待していることは何なのか
  • その逆はどうなのか?


本や情報誌を読んだり、先輩からの情報を得て見識を深めていった。
いつしかプログラマだけではなく、マーケティングなどにも興味をもつようになった。
そして、ビジネスをドライブしたいという思いが出てきた。


- To be continued -


これからいくつかに分けて、自分がなぜシステムエンジニアという道を選んだのか。
その過程を描いていこうと思います。