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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

熱くあれ![ALWAYS 三丁目の夕日]

ALWAYS 三丁目の夕日を見てきました。


多少ネタばれがあるので、観る予定の方は≪続き≫は見ないでください。

ひとつ印象的なシーンがあったので、紹介します。


登場人物

  • 鈴木則文堤真一):鈴木オート(自動車修理工場)社長
  • 六子(掘北真希):鈴木オートへ住み込みに来た


六子と則文がケンカをしてしまい、六子が則文に
「自動車会社なんて嘘じゃない。これは、どう見ても工場として呼べないわ!」
と食ってかかる場面があります。


住み込みに来る前に、六子は「自動車会社に働きに行く」と聞いていたので、
都会的な大きなビルで働けると期待したギャップから、ついつい出てしまった台詞です。


則文は怒りつつもこう答えます。

「工場」とは書きたくなかったんだ。
なんだか書いてしまうとそれが本当になっちまうような気がしてな。


おれは鈴木オートは工場では終わらないと思ってる。


自動車産業はこれから確実にでっかくなる!
そして、海外にも通用するようになるはずだ。


だから、鈴木オートもいつかでっかくなれるって思ってる。
な、そうだよな!(妻に向かって)


時代は戦後、経済が復活しつつあり、これから高度経済成長期に入っていく過程
あたりです。
当時の三種の神器である「TV、洗濯機、冷蔵庫」の描写も出てきます。


SONYの井深大盛田昭夫、HONDAの本田宗一郎・藤沢武夫、松下電器産業の松下幸之助
が先頭を突っ走った熱い時代。
みな熱い思いを胸にただ明日を信じて、ひたすら前へ進んでいました。


しかし、今日

  • 仲間はずれになりたくない
  • 負け組になりたくない

そんな想いが先走るようになりました。


それは、インターネットやメディアによって、多くの情報が流布された結果である
のかもしれません。


多くの若者が抱くのが「失敗したくない」という思いです。
そして、「成功したい」という思い。
しかし、そのビジョンはあるのでしょうか。


人を突き動かすもの、そしてイノベーションを超えるものは、
やはり「人の思い」以外に他なりません。


昭和に落としてきてしまったものは何でしょうか。
代えがたい【熱意】、それをあなたはもっていますか?