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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

[diary] 東京に負けんなよ!

最首さんのエントリ。

東京・名古屋・福岡を行ったりきたりしていると、
電車の中とかで明らかな違いを感じるんだよ。


東京の電車ってさ、転職を進める広告がすごく多いと思わない?


後は、下品な週刊誌の広告。満員電車に揺られて、我慢して乗って。
見上げると、転職・転職。目を背けると、金儲け・金儲け。
ため息ついてると、スキャンダル・スキャンダル。


なんかさ、気が変になるよ。

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膨張する東京。異様にテンションをあおる東京。
こんなのに負けるなよ。しれっと流せばいいんだよ。


そりゃ不安かもしれない。気にくわないこともあるわな。


でも、そんなことで自分を見失うなよ。
ちょっと時間あったらさ。何気ない路地裏あるいてみな。


意外にそこには、生活の臭いがあって。人の息吹があってさ。
ほら、東京のテンションは、意外にも薄っぺらなんだってわかるぜ。


東京は、実は暖かく。実はぬくもりがあって。
残念なことに薄っぺらなテンションに自分を見失っている奴らが
多すぎるだけなんだよ。


Groovin' High:膨張する東京
http://blog.saishu.jp/archives/51079769.html


さて、はじめて東京に足を踏み入れたのは、大学3年の就職活動のとき。


渋谷などを歩いたりしているとやけに荒廃的だなぁと感じた記憶があります。
・地面に座ってたむろし、他人をまったく気にしない若者。
・ぶつかっても謝らない疲れ切ったサラリーマン。
・わけもわからないほどクロスしている電車の路線、ごみで汚れた駅。


でも、それは「無関心」というものを東京という名の地域性が膨張させた
結果だと思う。
だから、東京から地元福岡に帰ってきたりすると、ほっと安心する。
それは、慣れ親しんだ地域だからという理由以上のものを
持っている。


それってなんだろう?


それは地域だからこその「連帯感」から生まれる他者への配慮、
譲り合いの精神であったりするんだろう。
路線が少ないから、電車の乗り換えもじゃんじゃんしなくていいし、
だからこそ5分の時間に追われる事もない。


と考えると、「ゆとり」というものが「あったかさ」を生み、
「他者への配慮」につながると言えないだろうか。


そして、便利になればなるほど、時間感覚は速まり、「ゆとり」は犠牲
になる。


金融取引市場、政府、本社と経済の主要機関が一気に集中してしまって
いる現在の東京において、利便性をあえて犠牲にすることは考えられない。


現在の東京に「あったかさ」を取り戻すには、主要機関の分散が
必要不可欠なのかもしれない。

ただ、自分たちでコントロールできるものもあります。
自身で「ゆとり」を感じるように意識するようにすればいいんです。
ちょっとぶつかっても怒らない。人に道をゆずってみる。
ヘッドフォンの音量を下げる。とかね、簡単な事。


そんな僕は横浜のみなとみらいが大好きで、夜景を見ると
とても落ち着きます。


それは都市感と海近辺という立地状況が福岡とよく似ているから
なのかもしれないな。