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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

[事業]普通自動車の付加価値は燃費(トヨタの軽量化目標の発表より)

完成車メーカーの競争優位性について。


トヨタから、今後販売する普通自動車について
車体重量の軽量化を経営目標とするとの発表がありました。


軽量化の結果、「燃費の向上」が今後の競争優位性をつくりうる
「付加価値」になるとの経営判断でしょう。


昨年、日産がマーチやキューブに積むエンジンを改良しましたが、
トヨタが発表したのはもっと抜本的な改善策のようで、
トヨタのカイゼンと同様に、部品会社を完全に巻き込み
一体化し車体の軽量化を狙うもののようです。

燃費が向上すれば、多少高くても消費者は買ってくれる。
ラグジュアリーを求める層と燃費優先で最低限の機能性で満足する層の2極化が加速する。


プリウスの成功と軽自動車、小型車の猛追をもって、
それを感じる機会は多々あったと思います。
そして、「燃費の向上こそ大きな付加価値になる」との結論に達したものと思います。


ケイレツを最大限に活かし、軽量化を目指せば、
トヨタならではの競争力に繋がるでしょう。


今後の動向に期待ですね。
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