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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

リーダーが部下より優れている必要性

リーダーは、部下より仕事力が優れていなければならない。


理由としては、仕事力が優れていないと言葉がひびかないから。
明確である。


原則、人は自分より優れていない人間を尊敬しないし、
その人間から何かを学ぶ姿勢になれない。


表面上は聞いているふりをしているかもしれないが、
本気では聞いていない。


仕事力の定義については、業界毎、職種毎に異なるので、
なんとも言えないが、事業再生コンサルタントの河合拓氏から
提示された5つの仕事力が私的に納得したものであった。

  1. 成果の設定ができる
  2. 全体把握ができる
  3. 手順が切れる
  4. 基準の明確化
  5. 論点の整理


154 仕事力 〜 仕事力の本質(最終回)
FRI Magazine

詳細はぜひ、上記のメルマガ(1ヶ月間無料購読)を見ていただきたいが、
この号を読んでうなってしまった。


上記は新人にいきなり「やれ!」と言われてもできない項目であるが、
上司たるものは出来なければならないと思う。


でなければ、部下は的確な成果指標や基準のないまま走り続け、
手順も各自異なるため業務効率がわるく、全体把握と論点整理が
なければ右往左往しかねない。


また、その新人がリーダーになった際も上記の項目のステップが
わかっていないため、

  1. どうやって成果の設定をすればいいんだろう?
  2. 全体把握?なにそれ?
  3. 手順なんて切らなくても、口頭ベースでいいや
  4. 基準をどうやって決めればいい?
  5. 論点の整理なんてしなくてもわかる人にだけわかればいい。わからないやつはアホ

となってしまい、歴史は繰り返す。
そうなると組織力は確実に低下するわけだ。


現在、こういった当たり前が上司に備わっておらず、悲劇が繰り返されているような気がしている。
部下が言う事を聞いてくれない、と思ったらこのあたりを見つめなおしてみてはどうだろう?