リーダーが部下より優れている必要性
リーダーは、部下より仕事力が優れていなければならない。
理由としては、仕事力が優れていないと言葉がひびかないから。
明確である。
原則、人は自分より優れていない人間を尊敬しないし、
その人間から何かを学ぶ姿勢になれない。
表面上は聞いているふりをしているかもしれないが、
本気では聞いていない。
仕事力の定義については、業界毎、職種毎に異なるので、
なんとも言えないが、事業再生コンサルタントの河合拓氏から
提示された5つの仕事力が私的に納得したものであった。
- 成果の設定ができる
- 全体把握ができる
- 手順が切れる
- 基準の明確化
- 論点の整理
154 仕事力 〜 仕事力の本質(最終回)
「FRI Magazine」
詳細はぜひ、上記のメルマガ(1ヶ月間無料購読)を見ていただきたいが、
この号を読んでうなってしまった。
上記は新人にいきなり「やれ!」と言われてもできない項目であるが、
上司たるものは出来なければならないと思う。
でなければ、部下は的確な成果指標や基準のないまま走り続け、
手順も各自異なるため業務効率がわるく、全体把握と論点整理が
なければ右往左往しかねない。
また、その新人がリーダーになった際も上記の項目のステップが
わかっていないため、
- どうやって成果の設定をすればいいんだろう?
- 全体把握?なにそれ?
- 手順なんて切らなくても、口頭ベースでいいや
- 基準をどうやって決めればいい?
- 論点の整理なんてしなくてもわかる人にだけわかればいい。わからないやつはアホ
となってしまい、歴史は繰り返す。
そうなると組織力は確実に低下するわけだ。
現在、こういった当たり前が上司に備わっておらず、悲劇が繰り返されているような気がしている。
部下が言う事を聞いてくれない、と思ったらこのあたりを見つめなおしてみてはどうだろう?