Webプロダクションにはなぜインタラクティブなアイデアがあるのか?
「アイデアを生むプロセス」
これはまさにインターネット広告において欠けがちな観点では
ないかなと思った。
「クリエイティブジャンプを生むプロセス」
http://d.hatena.ne.jp/makoto_way/20080622/p1
Projector.incからは「UNIQLOCK」が生まれ、
バスキュールからは「Axe Wakeup Service」が生まれ、
imaginative.incからは「Handshake Company」が生まれ、
thaからは「ecotonoha」「UT LOOP」が生まれている。
そこには明らかなクリエイティブジャンプがある。
※参考:東京インタラクティブアドアワード2008受賞リスト
http://tokyo.interactive.ad.awards.jp/Results08/list.html
上記のようなクリエイティブを並べてみるとWebプロダクションが
占めており、インターネット広告専業の名前はほとんど見当たらない。
インターネット広告においては、アイデアを生むプロセスが
軽視されていることは間違いない。
例えば、バナー広告はまだしも、リスティング広告、SEOの中に
どれほどのアイデア性があるのだろう?
バナー広告にしても、アイデアが目立ったものは電通であったり
する事が多い。
インターネットの世界でアイデアを生むプロセスを重視し、
やってきたのは、Webプロダクションである。
だからこそ、彼らの実績を紹介した書籍の中でも、そのアイデアを
生むプロセスについて、語られている事が多い。
TV「プロフェッショナル仕事の流儀」においても、
tha中村勇吾氏がそのプロセスを披露していた。
WebプロダクションはWebプロダクションで、アイデアを生むプロセスに
時間をかけつづけ、クリエイティブ・ディレクターを育成してきている。
よって、Webプロダクションにはクリエイティブジャンプできる人材が
少しづつ増えてきているのではないか。
今後数年で潮目が変わるかもしれないが、しばらくは
Webプロダクションの競争優位性は続くだろう。
ウォッチしていきたい。