ネット企業出身者×ファイナンスがわかっている人材
六本木CFOが余談ですごく本質的な事を指摘している。
シリコンバレーのVCが ベンチャー運営経験やMBAなどの学歴を
重視するのは、事業とファイナンスの両面をわかっている経営チームに
投資した方が成功確率が高く、100倍以上の大ホームランとなる案件
にはそうした人材が不可欠であることからも極めて合理的である、
と思うようなところです。(単純な学歴偏重は良くないですが)
VCからすると 100件のさまざまな案件に1/100ずつ投資するよりかは
大ホームランを打てそうな案件に1/10ずつ投資したときの方が利回りが
高まるので、それなりに良質な案件の供給 と VCとしての
評判/トラックレコードがあれば、小さい案件を捨てて
ホームランを中心に狙っていくのが正しい戦略ですから。
日本国内であっても ネット企業出身者×ファイナンスがわかっている
人材というベンチャーの投資案件が増えてくれば、
(結果的に)そうしたカタチに近づくと思います。
Re: 「ベンチャー企業」のための資金調達入門 via
六本木ではたらくCFOの「自由奔放に生きよう!」ブログ
うーん、然り。
「ネット企業出身者×ファイナンスがわかっている人材」は人としての相性が
合えば、ものすごいスピードで価値をつくっていけるっていう確信がある。
ネット企業出身者は感覚派で論理的でない事が多いので、
その相性ってとこが結構重要かもしれませんね。
また、こちらで書かれている事もかなり重要。
シリコンバレーの投資家と起業家 双方が伝える Web 2.0 企業のリアルなお話
中でも特に下記の項目は不足している事が多いように思える。
小項目は私の感覚からの意見。
- マーケティング戦略
- 基本、サービスを出しっぱなしで後は野となれ山となれとなっている事が多い。
- KPIを設定して、マーケティングの費用をモニターしながら改善していくべき。
- ここはサービスプロバイダよりWebプロダクションの方が得意なんじゃないかな。
- 人材雇用
- 高い金を払っても優秀な人材は必須。
- 特にスタートアップのメンバーでほとんど成長ののりしろが決まるんじゃないか。
- Googleが掲げているように優秀な人が社内にいる事が、優秀な人を採用できる近道。
- 知人からの紹介が一番魅力的
- 忙しいVCの事を考えれば、信頼できる第三者のお墨付きは有難くて当たり前。
- そのアイディアは誰かの問題を解決するのか、が重要
- Find Job(mixi,inc)も@cosmeもモバゲーも問題の解決から始まってる。
ここに書かれている事は当たり前の事なんだけれど、
抜けていがちな要素。
特にベンチャー企業でマーケティング戦略をきっちり立ててるとこなんて
あまりいないでしょう。
また、独りよがりな思い込みに起因するサービスも多い。
相手の目をきちんと持って、プレゼンテーションしたいところです。
また、そのプレゼンまで持っていく過程もかなり重要って事ですね。