雰囲気のいい店を選ぶ理由−「食の楽しみ方」

私は、雰囲気のいい店が好きです。

多分、気持ち的に落ち着いてきた事（歳とかキャリアとか）と雰囲気のいい店（できれば間接照明）の方が、互いの本音が出やすいからだと思う。
また、落ち着いて作業がやれるんで、ノートＰＣや本を持ち込みで一人でも入ります。

なぜ、そうなるか？
それは食事を楽しめるからだと思います。

• 皿などカトラリーやウェイターの振る舞い、インテリアを総合した空気感、雰囲気、居心地を楽しむ（用語でいうとコンテキストを楽しむ）
• 味を楽しむ
• 相手との対話を楽しむ

と味はいくつもの要素の１つでしかありません。

特に女性の方がコンテキストに敏感です。

学生時代はフレンチなんて行かなかったけど、社会人になって行くようになって、「食を楽しむ事」がわかるようになった気がします。

フレンチレストランがマナーを設定する理由は、「お客さんにきちんと食を楽しんでもらうため」なんですね。
フレンチレストランでは、食や会話をゆっくり楽しむため、２時間とか平気で過ごしますし。

それは非常に「リッチ、豊かだな」と思うんです。
その豊かさは、お金じゃない。
そういう時間の使い方、食事や会話の楽しみ方が「豊か」という事です。

これからは、「人それぞれの豊かさ」がより重要になると考えています。
「車を持つ」とか「家を持つ」、「子供を何人持つ」などのように、今までのように画一的な基準ではなくなるでしょう。

なんで、雰囲気のいい店がお気に入りです。