プリンタの新しい視点[EPSON Color]
最近、気になっているCMがある。
長澤まさみさんがCMしているEPSONのプリンタのCMである。
一般ユーザ向けプリンタはCANONとEPSONが大きなシェアを握る。
最近は、CM出演者が
であることで、[ Coolで攻めるCANON vs Cuteで攻めるEPSON ]
のように対比され、どちらに軍配が上がるかなどの特集が組まれたり
していた。
ちょっと懐かしい。
CANONはプリンタを黒でスタイリッシュなデザインにすることで、
【使わないときはしまわれるプリンタ】から【置いていてもお洒落なプリンタ】
という価値を生み出した。
「もう迷う必要ナシ」と長谷川京子が言い放つCANONのCMはEPSONへの挑戦状であろう。
■ EPSONが打ち出したソリューション
プリンタの機種ごとの付加価値とはどういったものだろう?
- テキスト、デジカメの映像をできるだけ綺麗に印刷する
- 縁なし印刷を行う
- PCなしで印刷できる
- 印刷したあと劣化しない
などだろうか。
これらは、デジタルカメラの写真を100%に近づける技術。
そして、便利に印刷する技術である。
CANONは「鮮やかに、綺麗に印刷できる」ことを長谷川京子を
据えたCMで、一貫して主張し続ける。
しかし今回、EPSONは違う視点で
ユーザのウォンツに訴求する。
顔など明るくすべきところをプリンタ側で自動補正
よりユーザの満足のいく写真を
今回のColorioは撮った写真を100%とすると、それを120%、140%にして
印刷するのだ。
これは、Colorioでないと出来ない。
これが付加価値。そして、付加価値に基づいたユーザの囲い込みである。
CMをよく見て欲しい、「Colorio」という今までのようなプリンタの
ブランドの主張ではなく、「Epson Color」としかCMしていない。
「写真を印刷するならEPSONをどうぞ」ということだ。
また、他にも機能としてプリンタのディスプレイに写った写真をペンで装飾し、
そのイメージのまま印刷できるプリクラの落書き機能のようなものもある。
さて、この商品の魅力は、ユーザにうまく伝わっているだろうか?