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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

プロ志向と顧客志向


現在、メインのプロジェクトとは別に、サブタスクとしてあるシステムの
改善に携わっている。


当システムは、本番稼動後のものであるが、業務に意図しない使い方を
され、予想と異なる負荷がかかっているため、パフォーマンスが
良好ではないシステムである。


そもそもそのグループ企業が一貫してSIを請け負ったシステム
であったが、先の状況になり、にっちもさっちも行かなくなってしまった。


そこで、その顧客のアカウントSEである僕の上司が、
出て行かざるを得なくなったのだ。
(こういった損な役回りが最近多かったりする。。)


現在は、上司と私が顧客と折衝を行い、システム性能の改善を
続けている。




今回、そのグループ企業の主任がテストを行う際にとあるインシデントを
起こした。
そのインシデントに関しては、完全にその主任に非があった。




彼らはこのシステムの開発を広島で請け負って行っている。
遠隔地にいるため、顧客とのミーティングは常にTV会議で
行っている。


今日は週次の報告ミーティングだったのだが、半分は
そのインシデントに対する謝罪のためのミーティングであった。


しかし、いざ始まってみると、緊張感のないその主任の対応。
見ているとプロとしての意識の欠如に唖然とさせられる。


自分が起こしたことの重大さを認識していないのが、態度に
出ているのだ。
表面的にごめんなさいと言っている子供のようだ。


以前から対応が良くなく、顧客も不満を募らせていたのだが、
直接折衝する我々がきっちりきっちりやっていっているため、
我慢していただいているような状況である。




彼らは遠隔地にいてTV会議の映像からはその空気を感じることが
出来ないにせよ、プロであれば、きちんとした対応をするもの。




プロ意識の欠如とはビジネスマンにとって致命的な弱点
だと思う。
「プロ意識がない人は伸びない」と私は断言する。




なぜなら、OUTPUTの質に責任を持たないからだ。


プロであれば、OUTPUTをいかに適切に、早く、高い質で
提供するかを目的とするだろう。
自分のOUTPUTに誇りをもっている。


しかし、そうでなければOUTPUTを出すこと自体が目的と
なるからだ。


そこに顧客志向の概念は生まれない。


プロ意識については、また改めてエントリーを書きたいと思う。