ネットのあちら側からこちら側へ
オールアバウトが本を出版することになりました。
オールアバウトは知っている方も多いかと思われますが、元リクルートの江幡氏が立ち上げたプロフェッショナルのガイドのサイトです。
年50冊程度を目標とするそうで、月4冊程度の計算になります。
どの程度の厚さかは分かりませんが、小冊子程度のものだとしたらキオスクなどに置くと売れそうですね。
情報過多の時代、無意識に「情報を選別する助けとなるもの」を求めている人が多いからです。
電車内で読み、家もしくは会社に着いてからその知識を使う。
こういった使い方かなと思います。
電車文化、乗り換え文化のある関東ならではの売上をあげそうです。
さて、今回の件。
ネットからのメディア化として、新しい側面があります。
これまでのネットからのメディア化(書籍、TV、映画)はありました。
・DEEP LOVE(携帯ネット小説 → 書籍、映画)
・電車男(ブログ → 書籍、TV、映画)
・渋谷で働く社長の告白(ブログ → 書籍)
などです。
ただ、今回のように専門家の知識を売るコンセプトでの書籍化は少なかったかと思います。
しかし、これからは「知恵」が求められる時代。
オールアバウトは会社という媒体を通じた情報発信ですが、それが個人にも向かっていく流れは確実にやってくるでしょう。
より等身大の意見も求められているからです。
プロと個人をつなぐ。
それが、ブログなどのツールだとしたら、そこにフォーカスした個人が台頭してくる時代はもうすぐそこです。
個人の発信の内容が日常(電車男など)からビジネスへ。
それに備えて、自分というオンリーワンのコンテンツを磨くべきなのかもしれません。