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元SIerの今はWebビジネス中心なヒトが日々のトピックを綴ります。

ウェブ時代をゆくを読んで


やはりこの人が確信した方向性は自分と同じ。
その再確認のように、この新刊を読んでるんだけど、
自分も「高く険しい道」ではなく「けものみち」を進み、
それを具現化させようとキャリアを積んでいる。

  • 自分にしか生み出せない価値を模索し、
  • 自分に対し対価を支払う人が存在するよう維持し、
  • コモディティ化に対して病的に心配性で、
  • 組織の論理に埋没せず、個を輝かせる努力をする。


全くその通りで、コモディティ化を極端に嫌がり、職を変える決意をした。


そもそも資本主義の世界で、突き抜けた成功をおさめるには、
何かの点で他人と異なる部分をとがらせ、かつそれが世間に
受け入れられている必要がある。


前職のSEという職種は、価値のある職業ではある。
本来提供すべき、その価値は

  • ITによる効率化、コスト削減
  • ITによるビジネスモデルの構築
  • ITによる人の幸せの増大

などである。


しかし、そうではなかった。
現状のSIerのほとんどは、本来提供すべき役割から大きく逸脱している。
クライアントとベンダーの事情から発生するその逸脱は、企業合理性の
結果であり、逃れられない息苦しさであった。


その中で必死にもがき、「付加価値」というありきたりだが、とても
大切なキーワードにたどりいついた。
中堅層がだぶついている大企業で働いていた事が
その素養を育ててくれたのかもしれない。

勤務時間が長い事が成長、成功につながるわけではない。
付加価値を追い求める事、そして持ち続ける事が成功のキーだ。


上記を心に決め、現職をおろそかにする事なく、私は

  1. 確実に市場が伸びていき、
  2. 関与する人間が少ないところ

に目をつけた。


必ずパラダイムシフトがおこる業界。
「広告」であり、「消費者コミュニケーション」であり、「CGM」であった。


ま、とにもかくにも「高速道路」で高速に物事をマスターする
経験値を積めば、応用が利く時代になってきたわけで、
使うか使わないか、なんでしょうね。