広告業に携わって良かったと思える事
私たちが普段何気なく目を通している広告制作物(クリエイティブ)
は裏では、膨大なコストがかけられ、やり取りが行われ、葛藤があり、
その上でつくられた事を肌で知った事。
だから、今まで見過ごしていた広告制作物を作品として
見るようになったし、その意図を精査するようになった。
インターフェースとしての「shake-to-shuffle」by iPod nano
今回のiPod nanoには「加速度センサー」が搭載された。
日本の携帯電話の機能として既に搭載してある機能であり、
Docomoがさんざん宣伝してくれたため、ユーザーの戸惑いはない。
また、その加速度センサーを利用して
iPodを振ると自動的にシャッフルモードになる
「shake-to-shuffle」機能が今回の「iPod nano」には搭載されている。
これは非常に直感的で面白いと思う。
この機能、日本の携帯電話はゲームにしか応用してないんじゃないかな。*1
この適用の仕方がAppleならではなんだろう。
機能ありきじゃなく、インターフェースありき。
わくわくする。
話は変わりますが、Appleのインタビューが非常に興味深い。
ファッショントレンドなどはあまり関係ありません。
とにかく、具体的な数はいえませんが、膨大な数を試します(笑)。
ただ、今回の製品のデザインと組み合わせた場合、
この9色は「どうあっても、やらずにいられない色」だったので、
それでは9色すべてを製品化してしまおう、という流れになりました。
今回の色を見るにあたっては、包括的な視点が必要です。
このデザインがあってこそ、これらの色があるのです。
今回、これだけのカラーバリエーションを用意したことで、
われわれはすべてのユーザーにマッチするiPodを提供できる、といえるかもしれません。
色がデザインの一部というのは、そうなんだけれども
このデザイン→この色という間のロジックがおそらくAppleなりのナレッジ
であるものと思われる。*2
カラーシステム、気になるなあ。
カラーシステムへのAppleのこだわりは、
iMacが初めてデザインされたときからなのかもしれない。
というか、Steve Jobsのこだわりかな。