ES(従業員満足度)向上がもたらしたもの
「鍋屋バイテック」の事例がカンブリア宮殿で紹介されていました。
社長が行った2つの変革について、触れられていました。
1つめは工場の変革。
- 実行した事
商社時代に視察に行ったGEの工場に衝撃を受け、社長就任前から
106億円、30年かけて工場を刷新。
ピカピカの工具。フィットネス、食堂を新設。
- 結果
結果、社員のモチベーションが向上。
不良品が少なくなり、女性比率がなんと4割に。
2つめはビジネスモデルの変革。
- 実行した事
すしバーモデル:外に向けてJITなシステムを構築。
発注日の2日後には1品から届くリードタイムを実現。
下請けの取引先より、直取引先を優先し、そちらに合わせた
業務フローを作りこんだ。
- 結果
年商は、社長就任時の1980年からの26年で売上は4倍へ
上記、結果だけ見ると「まぁ、そうだよね。」のようになるけど、
実は「鍋屋バイテック」社はずっと黒字だった。
それでも、常識を覆し、変革に着手した社長はすばらしい。
山奥の工場で女性比率が4割というのは突出した数字だし、
そうする事で優秀な男女がひかれてやってくる。
ES(従業員満足度)向上が業績につながった典型的な例
だと思ったし、社長はそれをきちんと計算して、改革に
着手したんだろう。
日本の中小企業がそれぞれ、こういった大胆かつ計算に
基づいた改革を行っていけば、より明るい日本を
つくる事ができるんだろうと希望を持てた番組でした。