DS/Wiiはなぜ体験価値向上を目指すのか?
今度のDSマリオでは息を吹きかけると
クッパが炎をはくみたいだ。
毎度ながら、任天堂はインタラクティブ性の演出に
こだわっているなと思う。
DSはボタンじゃなく、タッチペンで操作するし、
Wiiはヌンチャクコントローラと赤外線で、
いろんなアクションを感知できるようになっている。
十字キーとタッチペン・ヌンチャクでは、
その位置までカーソルを持っていくのか、
手/腕をもっていくのかの違いがある。
どうして、任天堂はコントローラにこだわるのか?
近年、受け取る情報量の増加、ライフスタイルの多様化など
の要因により、メディアの時間の奪い合いが起こっている。
それはゲーム機も同じ事で、いかに印象づけられるかが勝負になる。
使ってもらう時間、思い出してもらう時間をいかに増やすか。
それを「面白いゲーム・コンテンツを出す」
ことだけでは解決できなくなった。
なので、ユーザーに自機を印象づけるものとして
コントローラの「体験価値」にこだわってるんだろう。
そして、何より独自仕様のコントローラは携帯電話には実現できない。
余談だけれど、ディズニーランド・シーでも、
意識して体験価値をつくってるのかなーと思った。
水がかかったりとか、
座席の下の仕掛けが足にさわったりとか。
また、CGでもよさそうなのにあえてCGじゃなく、
人が毎回演劇をやっていたりするアトラクションがあったりした。
アトラクションはAtract。
人の気持ちを惹き付けなくてはいけない。
それは場外であっても、である。