プロセスを可視化する効果
今日、一日かけてWEBサイトの戦略立案から構築後の広告出稿やPRまで含めたプロモーション回りまでをトータルにカバーしたプロセスを書き上げました。
もちろん、まだまだ不完全。
なので、これからそのプロセスを磨き上げて行き、資産(インタンジブルアセット)と呼べるまで昇華させていきます。
プロセスの中では、情報アーキテクチャ(IA)あたりが一番てこずりました。
(ワイヤーフレームやコンテンツインベントリのフォーマットが分からなかった)
IAについては、外国のサイトにかなり充実したものがあり、そこの資料を多いに参考にさせていただきました。
ユーザビリティ云々とはよく言いますが、Webサイトに関してはIAはユーザビリティを包含していると思いました。
IA includes usability.
(もちろん、IAよりユーザビリティのが日本人に馴染みやすいというビジネス上の理由があるんでしょう。)
で、色んな会社のワークフローを見ましたが、バラバラで各自特徴があり、面白い。
コンテンツを読んでて、「お、これはかなり面白いアプローチだ!」と思って、作者を見ると、前取引した事がある人だったりして。
で、話を戻すと「プロセスを可視化する」って、案外出来そうで出来ないし、やらない事です。
ASISではなく、TOBEを考えるのは、より難しい。
でも、なぜやるかと言うと(やっと本題)、質にバラつきがあったり、情報共有に割くリソースがない場合、「プロセスの可視化」は中期的には必ずプラスになる事を身を持って知ったからです。
具体的にはオフショア開発した時の事になります。
中国のオフショアチームのブリッジSEのテクニカルスキルに、私は少し不安を覚え、起こりうる情報GAPやコミュニケーションコストを削減できないか、考えました。
その1つの策として、「プロセスの可視化」を行い、他の策も高じて、プロセスに関しては難しいアーキテクチャにも関わらず、Q&Aにはコストをほとんど割かずに済みました。
中国側でメンバーの入れ替えがあってもそのプロセスのシートを見ながら作業イメージが出来るので、引き継ぎコストも低く押さえる事が出来たようです。
私が来中した際に、デモをやりながら、そのプロセスの意義を1つ1つ理解させた事もよかったと思います。
プロセスは全ての業務に共通する見方であり、その視点を鍛えられているのはSIの経験があったからこそ。
そして、ベンチャー企業がアーリーステージから次なる成長フェーズに差し掛かった時、組織化に際して、初めて必要になる「暗黙知を形式知化する事」。
社員数30人を越えれるか否かはそこにかかってるんじゃないかと感じています。
「プロセスの可視化」は、ここに大きく貢献します。
これは今後も伸ばしていきたいスキルですね。