知識が知恵に昇華されるとき
「知識が知恵に変わる瞬間」
自分よりも優れた人から本当に学ぶべきものは知識よりも知恵では
ないだろうか。
今の学校教育や、会社での社員育成に足りないのは、こういった
知恵の教育ではないだろうか。しかし知恵はなかなか伝えるのが
難しい、なぜなら実際に経験してみることが必要だからだ。
また、既成概念にとらわれずに、先輩の言うことに素直に耳を傾け、
実際に実行してみることが重要だと思う。
知識と知恵は異なる。
オリジナルはほとんどが既存のもの同士の組み合わせで、
そこにアイデアを加え、知恵でのりづけする。
iPodも中身だけを見ると、ハードディスクである。
そこに「音楽を丸ごと持ち運ぶ」というコンセプトをくっつけて、
邁進し、iTunes Store + iTunesまで含めた包括的な
ソリューションが出来上がったわけで。
新規事業もそういった感じで立ち上がる。
インターネットに既存のスキームの一部を持ち込み、それと
インターネットならではの部分を組み合わせる。
それは、商流かもしれないし、表現の仕方かもしれない。
とにかくその間の「のりしろ」であったり組み合わせをする
「材料」を選び出すのが「知恵」なんだと思う。
だから、INPUT(知識)ばかりだけではなく、ときに動き、
失敗し、はたまた成功し、その経験知を積んでいく事(PROCESS)で
知識は知恵(OUTPUT)に昇華される。
やはり、基本は
- INPUT -> PROCESS -> OUTPUT
をいかに速く回転させ、磨き上げていくかだ。